腋窩多汗症 新薬取り扱い開始!
腋窩多汗症は、ワキの下から過剰な量の汗が出てしまう状態で、ワキの下はもともと汗腺が多いうえに、緊張やストレスなどの精神的な刺激と、気候や運動による温熱刺激の両方で発汗が促進されるため、汗を多くかきやすい部位です。
原発性腋窩多汗症は、ホルモンや神経の異常など、何らかの原因があって汗が出る続発性腋窩多汗症とは異なり、原因となる病気がないのに起こる状態をいいます。
当院では以前より取り扱いのある『エクロックゲル』に加え今回新しく『ラピフォートワイプ』が新登場!
エクロックゲルは塗るタイプ、ラピフォートワイプは1回使い捨てのシートタイプで持ち運びやすい利点があります。どちらも1日1回の使用で効果があります。
ただし処方するに当たり、保険が適用になる診断基準が設けられています。
●以下の6症状のうち2項目以上当てはまる場合
・最初の症状が25歳以下であること
・左右両方で同じように発汗がみられること
・睡眠中は発汗が止まっていること
・1週間に1回以上多汗の症状がでること
・家族にも同じ症状の患者さんがいること
・脇汗によって日常生活に支障をきたすこと
●診断基準を満たした場合、以下のように重症度を評価
1.発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない
2.発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
3.発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
4.発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
重症度が3及び4の方が適応となります。
当てはまるかわからないなど、ご心配であればまずはお気軽にご相談ください!
※腋窩多汗症のお薬の処方には必ず医師の診療が必要となります。
処方希望の際はご予約をお願いいたします。